IT・情報: 2009年12月アーカイブ
USEN(ヘラクレス、4842)はソネットエンタテインメントにインターネット接続事業(ISP)を売却すると発表した。売却額は19億6800万円。
譲渡するのは「GyaO 光 with フレッツ」「GyaO BB ベーシック」「GyaO SA 光 with フレッツ」「GyaO SA」。会員数は約23 万件。So-net との業務提携によりUSENのテレビ向け有料映像配信サービス「U-NEXT」とSo-net のISP 商品をセット販売し、映像配信サービスの顧客拡大を目指す考え。
ITホールディングスは16日、ソフト開発などのソランを対象とする株式公開買い付け(TOB)が終了、議決権の9割を超える株式を保有することになったと発表した。ソランの取締役会はTOBの賛同を決議、千年正樹ソラン社長ら主要株主もTOBに応じる契約を結んでいた。買い付け価格は1株当たり790円で、応募株式数は議決権数で23万8633。この結果、ITホールディングスは議決権の91.54%取得することになり、22日付けで連結子会社となる。
ITホールディングスはソランの完全子会社化を予定しており、TOBが成立したことで、今後、手続きを進めて完全子会社化、ソランは上場廃止となる見込みだ。
米ダウ・ジョーンズとSBIホールディングスの合弁会社、ウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン(東京・千代田区、北尾 吉孝代表取締役)は15日、ウォール・ストリート・ジャーナルの日本語版のサイトを正式にスタートしたと発表した。月額1980円(長期契約は割安)の有料サイト。日本では有料サイトで成功した事例は少ないだけに、世界有数の有力経済紙とSBI・ソフトバンクグループとの連携でインターネットによる情報課金ビジネスを成功できるかどうか注目される。
米ウォール・ストリート・ジャーナルは英国のフィナンシャルタイムズと並ぶ世界的な影響力がある経済専門誌。日本語版は日本の読者のニーズに対応したニュースを翻訳してネット配信する。
システムプロは14日、カテナを吸収合併すると発表した。合併比率はシステムプロ1に対しカテナ0.0048で、カテナ株1株に対し、システムプロの株式0.0048株を割り当てる。システムプロは社名をシステムプロカテナに変更、新会社の社長にはシステムプロ会長の逸見愛親氏が就任、新体制で事業に取り組む。カテナは東証2部上場企業だが、予定では来年3月29日に上場廃止、4月1日に合併となり、カテナは解散する。