米主力銀行のJPモルガン・チェース銀行が円相場の予想を修正、年末までに対ドルでは79.75銭、対ユーロでも100円を割り込むと発表したそうです。従来の対ドルで93円、対ユーロで116円に比べると急速な円高を見込んでいます。
米景気の悪化で投資家のリスク回避の動きが鮮明になってきたことや世界的な金利低下で円資産の魅力が高まっていることが理由。国内大手銀行でも年末に80円台を予想するところがあり、政府・日銀の円高対策の先送りもあって、流れとしては一気に円高が進みそうです。
日本企業の投資動向をみると、円高を見こして投資の多くは海外に振り向けています。生き残りのためには事業拠点を海外に移すしかないということでしょう。日本のGDPの減速するのは当然ですね。
国内で仕事がなくなれば、失業者が増え消費も減ります。GDPの6割は消費ですから、国内景気の悪化は避けられない。2兆円程度の中途半端な追加経済対策では財政赤字を増やすだけで、あまり効果は期待できないという批判の声は正しい。
政府の動きをみると円高対策をとらないのではなくて、米国が怖く動きがとれないというところでしょう。政府への批判は高まり、政局も一気に流動化、暑い夏は9月に入っても続きそうです。国民にとっては先が見えないというのはなんとも不安です。
インターネット専業銀行の楽天銀行は8日、2010年8月下旬より、イーネット(東京・中央区)とローソン・エイティエム・ネットワークス(東京・品川区)とATM提携を開始すると発表した。楽天銀行のキャッシュカードと楽天銀行スーパーローンカードで、全国のファミリーマート、ミニストップ、ローソンなどにある1万7000台以上のATMを利用できる。
今回の提携で、楽天銀行のキャッシュカードは、セブン銀行(2010年5月末現在のATM設置台数:1万4626台)とイオン銀行(同1654台)をあわせ、ほとんどのコンビニATMが利用可能となる。
三菱UFJフィナンシャル・グループと米モルガン・スタンレーは、国内証券事業を統合する。5月1日付で三菱UFJ証券の国内事業とモルガン・スタンレー証券のインベストメントバンキング(投資銀行)部門を統合し、「三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)」を設立するとともに、両社の合弁でモルガン・スタンレー証券の株式部門と債券部門を引き継ぐ「モルガン・スタンレーMUFG証券(MSMS)」を設立させる。
日本の銀行、証券はM&Aなどのインベストメントバンキング事業では米国の金融機関に大きく遅れをとっている。人材、ノウハウとも不足しており、三菱がこの分野を強化するためにモルガン・スタンレーと事業統合するのは、規定の路線といえる。野村証券も買収した米リーマン・ブラザーズの日本法人などを核にこの分野の強化に取り組んでいる。一方で欧米の金融機関も中国の急速な成長からアジアシフトを強めており、インベストメントバンキング事業をめぐるアジアでの競争は激化しそうだ。
IHIは全額出資の金融子会社、IHIファイナンスサポート(東京・中央区)の株式の50%超を東京センチュリーリースに売却する。譲渡する株式数、譲渡価格などは今後、協議するとしているが、6月末には株式譲渡契約を結び、7月1日に株式を譲渡する予定。IHIファイナンスサポートはIHIグループ各社を対象にリース、グループファイナンス、割賦、ファクタリングなど幅広い金融事業を展開してきたが、金融業界の環境が大きく変化するなかで、この分野で豊富なノウハウを持つ東京センチュリーリースと連携することで、IHIファイナンスサポートの事業基盤を強化する。
SBIホールディングスは8日、同社が保有するSBIアクサ生命保険の全株式をアクサ ジャパン ホールディングに譲渡すると発表した。SBIアクサ生命は、SBIが55%、アクサ ジャパン ホールディングスが40%を出資するインターネット専業の生命保険会社だが、今後の事業戦略について両者間の考え方の食い違いが表面化し、協議の結果、アクサ ジャパン ホールディングが経営権をとることで合意した。