今日の予定: 2012年5月アーカイブ

◆◇◆サマリー◇◆◇
・ギリシャ離脱前提の展開に
・マーケット=欧州市場は急落、米市場は住宅市場の好調で下げ止まり
・今日の動き=中国、EUで景況感指数を発表

■今日の予定
・総合資源エネルギー調査会基本問題委員会
・気象庁が3ヶ月予報

■経済指標
<日>5月の金融経済月報
<日>5月の中小企業景況調査
<中国>5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
<米>4月の耐久財受注
<米>週間の新規失業保険申請件数
<EU>5月のユーロ圏PMI速報値
<独>5月のIfo企業景況感指数

┏━▼世界経済の動き▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◎(ニューヨーク市場 23日)
■為替 ドル/円     79.47/49
    ユーロ/円     99.99/02

■株  ダウ平均  12,496.15( -6.66 -0.05%)
    ナスダック   2,850.12(11.04 +0.39%)

◎主な動き
.........................................................................
■ギリシャ離脱前提の展開に
.........................................................................
 世界はギリシャがユーロ圏離脱を前提とした展開に変わり始めた。ユーロ各国、中央銀行など関係機関ががギリシャ離脱に備えて準備を始めているという報道が相次ぎ、EU首脳からも離脱容認の発言もあり、安易な救済を拒否するドイツのメルケル首相はギリシャ離脱問題ではコメントを出していない。オランド仏新大統領は繰り返しギリシャのユーロ圏残留にあらゆる措置をと発言しているが、EUはギリシャが残留することで繰り返される混乱と離脱した場合のリスクを比較し、最良のシナリオを描きだしたといえる。
 日本時間の早朝にパパデモスギリシャ前首相がギリシャのユーロ圏離脱の準備が行われていると発言したことが伝えられ、市場はパニック的な動きに。EUそして世界は1年がかりでギリシャ救済を進めてきた。しかし、ギリシャは「選挙結果しだいで救済の見返りとして約束した財政再建は放棄する」、「ユーロ圏からの離脱もありうる」といった危機を逆手にとった恫喝とも思える対応。EU首脳会議直前に前首相の無責任な発言が飛び出し、堪忍袋の尾が切れたといったところだろう。
 「レッドカード」と考える首脳がいても不思議ではない。ドイツはギリシャに対し厳しい姿勢を示すことで、欧州との約束を守る政府をギリシャに発足させる意図もあったようだが、関係筋の発言を総合すると、ギリシャの対応が改まらない限り、今後起きることの責任はギリシャがとるべきということだろう。
 これからギリシャ離脱の影響は予想以上に軽微、残留されるリスクより離脱のリスクの方が小さいといった情報が流れ、ギリシャ離脱は既定路線になる。
・市場と向き合わない日本銀行
 こうした危機のなかでも「日本橋城」にこもる日本銀行の白川総裁は予想通り、市場のパニックを収めるような対応はしなかった。「変化なし」とする日銀金融政策決定会合の結果を午前中に発表、株価の下落、円高に拍車をかけた。市場におもねろというわけではないが、あまりにも無神経、無責任な対応にみえる。グリーンスパン、バーナンキと米連邦準備制度理事会が市場との「対話」を重視したのに対し、日銀は孤高を守っている。いつまでたっても高橋是清の呪縛から逃れることができない日銀。インフレ懸念より長引くデフレからの脱却を真剣に考えて欲しい。


▼独連銀、ギリシャのユーロ離脱も想定。対応は可能
▼ユーロ暴落、対円では100円割れ
▼オランド仏首相、スペインと連携し危機対策でドイツに対案
▼スペイン、有力銀行のバンキアに90億ユーロを注入
▼米住宅市場の好調受け、ニューヨーク市場で株価下落に歯止め
▼ファイスブック株主がフェスブックと引受幹事を提訴
▼中国経済に下振れ圧力、温家宝首相が政策調整を指示

■今日の予定
・欧州連合(EU)首脳会合
・経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会
・日銀金融政策決定会合結果発表
・原子力委新大綱策定会議
・エジプト大統領選
・バレーボール女子ロンドン五輪世界最終予選
・サッカーキリンチャレンジ杯―日本×アゼルバイジャン

■経済指標
<日>4月の貿易統計
<米>4月の米新築住宅販売

┏━▼世界経済の動き▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◎(ニューヨーク市場 22日)
■為替 ドル/円     79.99/01
    ユーロ/円    101.48/51

■株  ダウ平均  12,502.81( -1.67 -0.01%)
    ナスダック   2,839.08( -8.13 -0.29%)

◎主な動き
.........................................................................
■・欧州首脳会議のユーロ防衛策に期待
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 23日に開催される欧州連合(EU)の首脳会議でギリシャ支援策、ユーロ防衛策、成長戦略など前向きな議論が期待されている。欧州株価の急騰は首脳会議の成果を期待を表している。債務問題解決のためのユーロ圏の共同債発行、債務危機に陥った銀行支援策など各国首脳が対策を発表しており、23日の会議が危機脱出のあしがかりになりそうだ。

 ギリシャのユーロ圏離脱は現実的ではないとする見方が強いもののリスク回避の動きは収まらず、為替市場は安全通貨のドルに資金が集まり、ドル独歩高の状況。日本政府主導による円の信用低下策により円も急落。23日は白川総裁の日銀金融政策決定会合の結果発表が予定されており、各国が世界経済安定に向けて前向きな施策を打ち出せなければ、混乱に拍車をかけそうだ。

 経済協力開発機構(OECD)が発表した国民生活の幸福度指数で日本は加盟36ヶ国中21位に。経済の低迷を反映し、「仕事と生活の調和」の評価が著しく低かった。財政赤字であっても米は常に成長戦略をとり、経済を活性化してきた。財政再建ばかりを論じる民主党の政策破綻はギリシャをみれば明らか。議論を聞いているだけでも気分がめいってくる。前向きな成長路線を打ち出してほしいものである。

▼米市場はフェイスブック上場失敗で混乱、当局が調査へ
▼NY市場で円が急落、日銀の追加緩和観測高まる
▼欧州委員会のレーン委員、欧州首脳会議でユーロ圏安定化の決意表明を
▼イランとIAEAの核査察合意で原油供給に安心感広がる
▼ギリシャ前首相がギリシャはユーロ離脱の準備を検討、との報道
◆◇◆サマリー◇◆◇
・世界通貨安競争の状況に
・マーケット=ギリシャ危機回避、金融緩和観測で米市場は急騰
・今日の動き=東京スカイツリーが開業、日銀金融政策決定会合

■今日の予定
・日銀金融政策決定会合
・経済協力開発機構(OECD)経済見通し
・東京スカイツリーが開業
・米民間宇宙企業が無人宇宙船「ドラゴン」打ち上げ予定
・バレーボール女子ロンドン五輪世界最終予選

■経済指標
<日>4月の全国スーパー売上高
<EU>5月のユーロ圏消費者信頼感指数
<米>4月の米中古住宅販売件数

┏━▼世界経済の動き▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◎(ニューヨーク市場 21日)
■為替 ドル/円     79.30/32
    ユーロ/円    101.63/66

■株  ダウ平均  12,504.48(135.10 +1.09%)
    ナスダック  2,847.21( 68.42 +2.46%)

◎主な動き
.........................................................................
■・世界通貨安競争の状況に
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 ギリシャ問題に端を発してユーロが急落したが、今度は米のインフレ懸念が後退し、バーナンキ米連邦制度理事会(FRB)議長が第3次の金融緩和に踏み切る可能性が高まった。世界経済への先行き懸念から欧米に資金が戻り、欧米は再び、大規模な金融緩和、通貨安で経済再生を進める。
 欧州経済危機後の世界経済の動向をみると、結果的には通貨安に成功した欧米が景気回復にも成功している。リーマン・ショックでダメージを受けた米経済だが、金融緩和とドル安の結果、製造業が復活してきた。バーナンキ議長の描く米経済回復のシナリオは最終章に近づいている。第3次の金融緩和で、米経済の成長を加速させ、雇用も一気に改善させる。
 ユーロ危機といわれて久しい欧州だが、危機のなかでもドイツは着実に経済成長を続けてきた。ユーロ安はドイツの産業界を活気づけた。欧州最大の産業国家であるドイツの成長を軸にEUは危機を乗り越える。ギリシャがユーロ圏を離脱する可能性は少なく、危機がもたらした通貨安、資金のドイツへの還流を考えると今回の危機はプラス効果も大きい。
 新興国の追い上げを受けるなかで、欧米は危機をたくみに利用して、産業構造の転換を進めることに成功している。
 残念ながら、通貨安競争で敗北したのが日本。失われた10年が20年になろうとしているが、金融・財政政策とも機能不全に陥っている。円高を放置した結果、新興国の追い上げをまともに受けた家電業界など主要産業が壊滅的な打撃を受けた。
  スイスは自国通貨をユーロにペッグして、通貨高の抑制に成功したが、日本も円高を是正し、為替を安定させなければ、国内産業の空洞化がさらに進む。日本は豊富な資金を持ち資本収支が大幅な黒字となっており、産業が低迷しても経常収支は赤字にならない。危機感を希薄にしている要因だ。経常収支が赤字になったとき、日本は坂を転げ落ちるように、転落する。

▼ギリシャのユーロ圏離脱の可能性は小さいとの見方広がり、ユーロは急騰
▼欧州中央銀行、ギリシャのユーロ圏残留がファーストプライオリティ
▼仏独財務相、ギリシャをユーロ圏に留めるためにあらゆる措置をとることで合意
▼欧州危機の本質は「ギリシャ問題ではなく銀行の資本不足」
▼EU、スペインの財政状況をチェックするため専門家チームを派遣
▼日銀金融政策決定会合きょう開催、民主幹部が相次ぎ「金融緩和」発言


◆◇◆サマリー◇◆◇
・G8首脳会議、ギリシャ支援策打ち出せず
・マーケット=ニューヨーク市場6日連続の下げ
・今日の動き=5月の月例経済報告

■今日の予定
・衆院社会保障・税一体改革特別委員会
・イラン・国際原子力機関(IAEA)協議
・太平洋側で金環食

■経済指標
<日>3月の景気動向指数改定値
<日>4月の主要コンビニ売上高

┏━▼世界経済の動き▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◎(ニューヨーク市場 18日)
■為替 ドル/円     79.01/02
    ユーロ/円    100.97/98

■株  ダウ平均  12,369.38(-73.11 -0.59%)
    ナスダック  2,778.79(-34.90 -1.24%)

◎主な動き
.........................................................................
■・G8首脳会議、ギリシャ支援策打ち出せず
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 米キャンプ・デービットで開催された主要8カ国(G8)首脳会議はギリシャに対する追加支援策を打ち出せないまま閉幕した。ギリシャにユーロ圏残留を求め、欧州危機の対応として財政緊縮策だけでなく成長策の必要性を訴える宣言を採択したものの、実行性のある具体策は示せなかった。
 世界経済の「恐怖指数」がピークに達するなかで、G8はとくに動揺が激しい金融市場安定のための具体策を打ち出す必要があった。欧州危機を受けてユーロ圏の銀行は「ぼろぼろ」の状況。ラテン系の加盟国に危機が広がれば、危機は金融システムを通じて世界に広がる。各国の思惑から有効な対応策が示されなかったことで週明けの市場がどのように反応するか、注目。
 ユーロ圏首脳はギリシャに対する風当たりを強めている。ドイツのシュピーゲル誌はユーロ圏財務相会合のユンケル議長がギリシャ財務相に対し、ギリシャのユーロ圏残留に圧倒的過半数が反対するとの見方を示した報道したという。脅しとも受け取れる手法で残留を促したものだが、北風政策だけではギリシャ国民の納得を得るのは難しい。ギリシャ危機打開の糸口が示されず、世界の恐怖指数はさらに上昇を続ける。

▼オランド仏大統領、スペインの銀行に対し欧州救済基金による資本増強を要請
▼米仏首脳会談、ギリシャのユーロ圏残留に向けあらゆる措置の必要性を強調
▼5月23日のユーロ圏首脳会談でギリシャ追加追加支援策の可能性

◆◇◆サマリー◇◆◇
・スペイン危機が表面化
・マーケット=リスク回避の動きが強まり株価は急落
・今日の動き=5月の月例経済報告

■今日の予定
・エネルギー・環境会議で節電の数値目標を決定
・主要8カ国(G8)首脳会議
・5月の月例経済報告

■経済指標
<日>4月の大口電力需要速報
<日>4月の全国百貨店売上高
<中>4月の中国主要70都市の住宅価格

┏━▼世界経済の動き▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◎(ニューヨーク市場 17日)
■為替 ドル/円     79.30/32
    ユーロ/円    100.62/65

■株  ダウ平均  12,442.49(-156.06 -1.24%)
    ナスダック  2,813.69( -60.35 -2.10%)

◎主な動き
.........................................................................
■スペイン危機が表面化
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 スペインが実施した国債入札で調達コストが上昇、ムーディーズはサンタンデールなどスペインの銀行16行を格下げした。スペイン政府が一部国有化した銀行、バンキアから大量の預金が引き出されたとの報道もあり、スペイン危機が一気に顕在化。株式、通貨ユーロが下落した。欧州中央銀行がスペイン国債の買い支えなどで支援するとみられていたが、救済策は不発だったようだ。
 スペインが発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.3%減と景気後退入りが鮮明となったこともあり、スペイン危機の表面化した形となった。

▼欧州危機のスペインへの広がりで欧米株価は下落、
▼スペイン政府はバンキアの預金流失を否定
▼米格付け会社がギリシャを格下げ
◆◇◆サマリー◇◆◇
・欧州中銀、スペイン救済へ・ギリシャ問題は静観
・マーケット=ギリシャ危機で、ユーロ安の流れ変わらず、株価も下落
・今日の動き=スペイン国債入札

■今日の予定
・スペイン国債入札
・衆院社会保障・税一体改革特別委員会が審議入り

■経済指標
<日>1-3月期国内総生産(GDP)速報値
<日>4月のマンション市場動向
<米>5月の米フィラデルフィア連銀景気指数

┏━▼世界経済の動き▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◎(ニューヨーク市場 16日)
■為替 ドル/円     80.33/35
    ユーロ/円    102.02/05

■株  ダウ平均  12,598.55(-33.45 -0.26%)
    ナスダック  2,874.04(-19.72 -0.68%)

◎主な動き
.........................................................................
■欧州中銀、スペイン救済へ・ギリシャ問題は静観
.........................................................................
 ギリシャ問題で債務問題を抱えるラテン系のユーロ加盟国の国債利回りが危険水域に達しているが、スペインのラホイ首相は市場での資金調達が難しくなり、債務問題が深刻化する危険性を指摘、EUによる支援を求めた。ドラギ欧州中央銀行総裁はスペイン中銀総裁を通じて不動産バブル崩壊で資金不足に陥っているスペインの銀行救済の要請を受け、ECBは支援に動く見通しだ。
 ギリシャ問題ではECBの原則をまげてまでギリシャをユーロ圏にとどめる理由はないとしており、6月17日に予定されている選挙結果が金融市場に与える影響をみたうえで対応を検討する。それまでは打つ手なし、というのが本音のようだ。経済規模の大きいスペインが破綻するリスクは巨大であり、欧州安定化基金によるスペイン銀行への資本注入などが検討されている。

▼ギリシャ、6月の選挙でユーロ圏離脱が最大の争点に
▼EU首脳、ギリシャに厳しい目・約束の撤回は許容しない
▼ギリシャのユーロ圏離脱でユーロ圏各国の債務保証コストの増大を懸念
▼米FRB、景気失速なら追加緩和も・FOMC議事録
◆◇◆サマリー◇◆◇
・オランド仏大統領誕生
・マーケット=ギリシャ危機で、ユーロ安の流れ変わらず、株価も下落
・今日の動き=米連邦公開市場委(FOMC)議事要旨

■今日の予定
・米連邦公開市場委(FOMC)議事要旨
・衆院で社会保障・税一体改革特別委員会開催
・第1回日中高級事務レベル海洋協議

■経済指標
<日>3月の機械受注
<日>4月の発受電電力量
<米>4月の鉱工業生産・設備稼働率

┏━▼世界経済の動き▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◎(ニューヨーク市場 15日)
■為替 ドル/円     80.24/26
    ユーロ/円    102.08/11

■株  ダウ平均  12,632.00(-63.35 -0.50%)
    ナスダック  2,893.76( -8.82 -0.30%)

◎主な動き
.........................................................................
■オランド仏大統領誕生
.........................................................................
 ギリシャは大方の予想通り政治混乱が続き6月にも再選挙が行われる。ユーロ圏の危機を収拾できるかどうかは新たに仏大統領に就任したオランド氏とメルケル独首相が強調できるかどうかにかかっている。オランド新大統領は就任式で、欧州財政協定に触れ、選挙での公約通り、景気刺激と成長戦略を加えるよう求めた。緊縮財政を否定したわけではなく、成長戦略を描くことはユーロ圏にとってプラスとの見方もできる。財政再建で両者の意見に大きな食い違いがでなければ従来通り、ユーロ圏の結束は守られる。
 ギリシャについてはEUやIMFと約束した財政再建はNOをつきつけたが、国民の大半はユーロ圏にとどまることを望んでいるというねじれが解消されない限り、EU側もギリシャがユーロ圏にとどまることは望まない。財政再建を否定する無責任な左派勢力が選挙でさらに勢力を拡大すれば、EU、IMFは資金を引き上げ、ギリシャ経済の破綻は避けられない。ギリシャが破綻を回避しようとしても投機マネーの絶好の標的となる。破綻が世界にもたらす影響をどう食い止めるかに次の政策は移っている。
▼ギリシャでは大統領の連立調整が不調に終わり6月にも再選挙
▼ギリシャ政府、7月上旬にも資金不足に
▼ジョイブレ独財務相、ギリシャがユーロ圏にとどまりたいなら約束を履行できる政府が必要
▼ユーロ圏経済、ドイツは好調だが全体はゼロ成長に


◇◆サマリー◇◆◇
・メルケル首相の与党が地方選で敗北
・マーケット=ユーロ安続く
・今日の動き=仏大統領就任式

■今日の予定
・仏大統領就任式
・EU財務相理事会

■経済指標
<日>4月の消費動向調査
<米>4月の小売売上高
<米>4月の消費者物価

┏━▼世界経済の動き▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◎(ニューヨーク市場 11日)
■為替 ドル/円     79.85/87
    ユーロ/円    102.50/53

■株  ダウ平均  12,695.35(-125.25 -0.98%)
    ナスダック  2,902.58( -31.24 -1.06%)

◎主な動き
.........................................................................
■メルケル首相の与党が地方選で敗北
.........................................................................
 ドイツの州議会選挙でメルケル首相が率いる与党が大敗北、EUの混迷は深まっている。メルケル首相はユーロ圏の緊縮策を有権者が拒否したわけではないとし、緊縮財政を堅持する方針を示した。地方議会選とはいえ、ユーロ危機対策を主導してきたメルケル独首相の与党が惨敗したことで、先行きに対する懸念が強まった。混乱に乗じて一儲けたくらむヘッジファンドが動き、ユーロは続落。欧米株式市場も下げ幅を拡大した。

▼ユーロは下落続く
▼ギリシャは6月に再選挙の可能性高まる
▼スイスはあらゆる手段で自国通貨を防衛と中銀総裁
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   News Media  ビジネスニュースメール  2012年5月14日(月) 
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◆◇◆サマリー◇◆◇
・中国金融政策大転換・本格資金供給へ
・マーケット=ユーロ安続く
・今日の動き=イタリア、スペインの国債入札
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■今日の予定
・ユーロ圏財務相会合
・イタリア、スペインの国債入札
・野田首相と胡錦濤国家主席会談

■経済指標
<日>4月の企業物価指数
<日>4月の工作機械受注実績速報
<EU>3月のユーロ圏鉱工業生産

┏━▼世界経済の動き▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◎(ニューヨーク市場 11日)
■為替 ドル/円     79.91/92
    ユーロ/円    103.26/27

■株  ダウ平均  12,820.60(-34.44 -0.27%)
    ナスダック  2,933.82(  0.18 +0.01%)

◎主な動き
.........................................................................
■中国金融政策大転換・本格資金供給へ
.........................................................................
 中国の金融政策が大転換期を迎えた。12日に中国人民銀行が預金準備率の0.5%引き下げを発表、人民銀行が市場への資金供給の担い手になることを印象付けた。バブルにわいた中国には巨額マネーが海外から流入、バブルに拍車をかけ、人民銀行は流入する資金吸収に追われてきたが、景気後退により資金流入が激減。人民銀行は中央銀行として独自の金融政策により、景気をコントロールできるできる。今回の預金準備率の引き下げにより、市中の商業銀行の与信力は6兆円程度拡大すると予想されており、中国は本格的な景気刺激策に転じた。

◎ギリシャのユーロ圏離脱ショックに備える
 ギリシャなど地図から消えてなくなれ--、あまりにも無責任なギリシャの対応に世界の怒りも頂点に達した感がある。各国の指導者からギリシャのユーロ圏離脱を規定路線化するような発言が相次いでいるが、これはギリシャのユーロ圏離脱のショックへの備えである。世界がもっとも恐れるのは「突然」の離脱。世界が懸命にギリシャ救済に動いているいるさなかに、当のギリシャが突然、離脱を発表したら金融パニックは避けられない。ユーロ圏離脱を規定路線化することでショックをやわらげる戦略だ。
 日本はあまりにも無防備である。民主党の幹部は「ギリシャ国民の66%はユーロ圏に残りたいと考えている」(藤井氏)などとギリシャ擁護の発言をしているが、世界はギリシャ崩壊を前提に動き出している。ギリシャを追い詰めたのはドイツ、フランスで、本質的にユーロ圏の問題であり、日本が介入すべき問題ではない。安住財務相が決定したユーロ圏救済のための5兆へのIMF出資は安住個人の売名行為にすぎない。ガイトナー米財務長官はユーロ圏が危機回避に失敗しても米経済は守り切ると表明している。バカは隣の火事より怖いというが、国民さえろくに守れない政権がユーロ圏救済とは、まさにバカにつける薬はない。

▼米で再び金融危機の悪夢、JPモルガンの巨額損失で金融株が急落
▼ギリシャ7月には資金不足と米銀が試算
▼ギリシャの相次ぐ組閣失敗を受け、ギリシャ支援見直し機運


■今日の予定
・武田が中期経営計画を発表
・衆院本会議

■経済指標
<中国>4月の国際収支
<中国>4月の中国工業生産高
<米>5月の消費者態度指数
<米>4月の米卸売物価指数

◎記念日・年中行事
・技術の日( インド)
1998年のこの日、インドが24年ぶり2回目の核実験を行ったことを記念。

┏━▼世界経済の動き▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◎(ニューヨーク市場 10日)
■為替 ドル/円     80.00/02
    ユーロ/円    103.58/61

■株  ダウ平均  12,855.04(19.98 +0.16%)
    ナスダック  2,933.64(-1.07 -0.04%)

◎主な動き
.........................................................................
■ギリシャ融資実施でマーケットは反転
.........................................................................
 ユーロ危機対策に設立された欧州金融安定基金(EFSF)がギリシャに10日付で42億ユーロをの融資を実行すると発表したことで、マーケットはようやく心理的な安定を取り戻し、欧米株価および下げ続けてきたユーロが反転した。ロイターが関係者の話としてユーロ加盟国はギリシャで新政権が樹立されるまで資金支援を継続すると報道したことも安心感を誘ったようだ。
 ギリシャでは連立与党のベニゼロス党首による組閣に期待をつないでいるが再選挙は避けられないとの見方が強く、政治的な混迷から脱却できなければ、IMF、ユーロ圏による支援は打ち切られる可能性は残っている。ギリシャが債務圧縮による財政再建に取り組まなければ融資した資金の回収が難しくなるためだが、失業率が20%を超すギリシャに緊縮財政の継続を強いることも政治的な不安定を助長することになり、ラテン系加盟国での雇用の悪化にどう対処するかも重大な課題となっている。
 ギリシャの総選挙は6月の見通しで、ラテン系ユーロ加盟国の混迷という国際経済の不安定な要素は当面、解決される可能性はない。

▼米の「双子の赤字」に予想外の結果 財政赤字は好転し4月は591億ドルの黒字に、貿易赤字は518億ドルと予想外に拡大
▼米の週間の新規失業保険申請は減少、労働市場の悪化懸念和らぐ
▼米国の銀行システムの健全性は大幅に改善とバーナンキFRB議長
▼米格付けのS&P、ギリシャへの支援撤回なら一段の格付け引き下げも
▼中国人民銀行、インフレリスクへの警戒感を示す

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