金融・保険: 2010年3月アーカイブ

 三菱UFJフィナンシャル・グループと米モルガン・スタンレーは、国内証券事業を統合する。5月1日付で三菱UFJ証券の国内事業とモルガン・スタンレー証券のインベストメントバンキング(投資銀行)部門を統合し、「三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)」を設立するとともに、両社の合弁でモルガン・スタンレー証券の株式部門と債券部門を引き継ぐ「モルガン・スタンレーMUFG証券(MSMS)」を設立させる。
 日本の銀行、証券はM&Aなどのインベストメントバンキング事業では米国の金融機関に大きく遅れをとっている。人材、ノウハウとも不足しており、三菱がこの分野を強化するためにモルガン・スタンレーと事業統合するのは、規定の路線といえる。野村証券も買収した米リーマン・ブラザーズの日本法人などを核にこの分野の強化に取り組んでいる。一方で欧米の金融機関も中国の急速な成長からアジアシフトを強めており、インベストメントバンキング事業をめぐるアジアでの競争は激化しそうだ。

 SBIホールディングスは3日、米国の国際送金サービス大手マネーグラム インターナショナル(MoneyGram International、ミネソタ州ミネアポリス市)と業務提携、同社の世界190カ国約18万拠点の代理店ネットワークの利用し、インターネットを主要チャネルとした国際送金サービス事業へ参入する。この春までにSBIホールディングス100%出資により事業にあたる新会社「SBIレミット株式会社(仮称)」を設立、2010年夏頃のサービス開始を目指し準備を進める。

 インターネットを主要チャネルとした国際送金サービスの提供、及び銀行以外の業態としての国際送金事業への参入は、いずれも日本初となるという。なお、サービス開始には、資金決済に関する法律にもとづく「資金移動業者」としての登録が条件となる。

 

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