今日の予定: 2010年4月アーカイブ

 検察審査会が民主党の小沢一郎幹事長を「起訴相当」と判断した。東京地検特捜部が捜査をして起訴できなかった事件について、審査会が起訴すべきと判断したのは国民の大勢を反映したものといえよう。民主党に対する国民の不満、憤りは頂点に達している。その象徴が小沢幹事長である。
 
 自民党の金権腐敗、官僚との馴れ合い政治からクリーンな政治への転換を民主党には期待していた。しかし、民主党は看板をかけかえただけで、本質は自民党となにも変わっていない。それどころか政治と金をめぐる責任の取り方は自民党よりひどかった。

 トップが責任をとらなければ、下はそれにならう。北海道教職員組合から違法な献金を受けたとされ、選挙責任者が逮捕されたにもかかわらず、小林千代美議員は辞任を拒否した。民主党は裁判所が有罪と判断しない限り、責任をとらないというなら、何度でも検察にがんばってもらうしかない。小沢氏に対する審査会の判断は民主党全体に向けられたものといえよう。
 
 ここまでくると千石大臣の夏の「衆参同時選挙」が現実味を帯びてくる。鳩山政権は批判の嵐に耐えられないし、辞任を求める圧力は極限まで高まる。かといって民主党に代わる政権の受け皿がないまま、政権を放り出されては政治的な混乱が加速する。ことしの夏は国民も政治家も厳しい選択を迫られる一段と暑い夏になるのかもしれない。

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