自動車・家電: 2010年7月アーカイブ

 日産自動車は、駐車・運転視界支援システム「アラウンドビューモニター」の新機能として、自車周辺の移動物を検知して運転者に知らせる「移動物検知(MOD:Moving Object Detection)機能」を開発した。MODは、わかりやすい表示でスムーズな車庫入れやドライバーの確実な安全確認を支援する従来のアラウンドビューモニターの機能に加えて、停車中や発進・低速走行時に自車周辺に歩行者などの移動物があると、ディスプレイ上の表示とブザーでドライバーに知らせる。例えば駐車スペースからの発進や、左右の見通しの悪い交差点への進入時に運転者の視界確保を支援し、見落としによる事故の抑制に寄与することが期待できる。
 トヨタ自動車は5日、国土交通省に最高級車種のレクサス、クラウンの8車種、計9万1903台を対象にしたリコール(回収・無償修理)を実施する届け出た。不具合が起きたのはエンジンのバルブスプリングで、とスプリングの強度が低下して折損することがあり、異音が発生してエンジン不調となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがあるという。
 対象車種はレクサスが「LS600h」「LS460」など7車種と、「クラウン」は、型番で「DBA-GRS184」など。ユーザーに対してはダイレクトメールなどで通知するとともに、自動車整備会社向けの機関誌などに情報を掲載する。リコール開始は9日で、バルブスプリングを交換する。

 トヨタ自動車が最上級車種の「レクサス」について、日米あわせて27万台をリコール(回収・無償点検)する見通しだ。走行中にエンジンが停止する不具合が指摘され、国土交通省にリコールを届け出る準備を進めている。

 日本で唯一ともいえる世界企業のトヨタ。急速な円高もあって、株価が急落しているなかでのリコールは株価下落にも拍車をかけたようだ。強い財務体質を持つ企業なので、この程度のリコールで経営基盤が揺らぐことはないだろうが、このところ、大型リコールが相次ぐ背景が気になる。

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