ゼロ・サム、モバイル急成長市場のインドでコミック配信開始

zero-sum.jpg 携帯電話向けソフトフェア開発ならびに海外コンテンツ・サービスを手掛ける株式会社ゼロ・サム(以下、ゼロ・サム)は、モバイル急成長市場インドにおいて2009 年8月から「コミック配信」を行うことを発表いたします。インド国内における配信第一弾として、インド大手通信キャリアVodafone Essar 社よりサービスが開始され、順次、他キャリアでも同サービスの展開が予定されています。
 このコミック配信は、株式会社セルシスと株式会社ボイジャーの海外向け電子コミック配信サービスをオープンに支援する「コミックサーフィン・グローバル・パートナーズ・プログラム」を活用しています。(写真は"Krishna" 表紙画像 [ by ACK ])

 これまで日本のコンテンツ業界が行ってきた海外展開手法は、日本製コンテンツを直接、他国市場に持ち込み浸透させるという、いわば「コンテンツ主導による直輸出型展開」が主流となっていました。この度、ゼロ・サムはインド国内でサービスを開始するにあたり、プラットフォーム面では日本製の最新ビューアシステムをインド市場に投入する一方、コンテンツ面ではインドに受け入れられたコンテンツを現地から調達するといった、従来の海外展開手法とは異なる、「先進技術プラットフォームと現地コンテンツの融合」を目指した、新たな海外展開方針を打ち出しました。
 現在およそ11 億人(世界第2 位)の人口を擁するインドではインフラ整備が急ピッチで進み、通信手段としての「携帯電話」が急速な勢いで普及を遂げています。インド・モバイル市場は、毎月1,000 万人を超えるペースで新規契約者が誕生しており、合計4 億1,525 万人の契約者数(2009 年5 月末現在:TRAI 発表)を抱える急成長市場となっています。新規契約者の獲得競争が過熱しているため、インド通信キャリア各社は「サービスの独自性」を求め、コンテンツ・サービスに注力し始めています。インドにおけるコンテンツ市場規模は2007 年末時点でインド・モバイル市場全体の7%(約926 億円)に到達しており、2010 年中にも12%にまで成長すると予測されています(注)。今回のコミック配信は、インド・キャリア各社から次世代コンテンツ・サービスとして高い評価を得ており、早期サービス開始が待望されていました。

⽇本発先進技術と現地コンテンツの融合
 ゼロ・サムはインド子会社(ゼロ・サム・インディア)と連携し、Amar Chitra Katha 社やDisney India 社を始めとするインド大手コンテンツ・ホルダーとライセンス契約を締結し、インド国内にて著名な作品群を、サービス開始当初より200 ストーリー以上、保有コンテンツ総数にして3,000 ストーリー以上を確保することが可能となりました。これまでインド・モバイル業界では、画像を直接貼付した簡易コミックサービスは存在しましたが、日本発の先進技術によるビューアを採用した本格的コミック配信は、今回がインド史上初の事例となります。ゼロ・サムは、コンテンツ単価を20 円~200 円の幅内で設定し、2012 年3 月末時点における目標獲得ユーザー数を100 万人と想定しています。また著作権保護のため、コンテンツの不正複製を防止するDRM [Digital Rights Management] への対応も行っています。
 ゼロ・サムは、この度の本格的コミック配信サービスの開始が、インド・モバイル市場のさらなる活性化を促進すると共に、インド・モバイル・ユーザーのエンターテインメントライフに変革をもたらす一助となることを期待しております。

◎詳細は同社リリース参照
http://www.zero-sum.co.jp/news/index.html

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