富士通の社長交代問題が泥沼に・元社長が富士通を提訴

 富士通元社長の野副州旦氏が富士通を相手取って3億8000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。野副元社長は富士通経営幹部による誤った情報により辞任に追い込まれたとして、代表取締役の地位保全を求める訴えを起こしたが、とりさげていた。これに代わって地位を失ったことによる慰謝料などの意味合いで富士通幹部に損害賠償を求めている。

 富士通は野副前社長が反社会的とされるファンド関係者との交流について、富士通の社長としてふさわしくないとして同社幹部が役員会の同意を得て、辞任を迫ったとされる。野副氏側は誤った情報により辞任させられたとして、富士通および同社幹部らを相手どって損害賠償に踏み切った。

 会社の顔である社長経験者による提訴は前代未聞。常識的にはここまでこじれる前に和解するが、これまでの両社のやり取りでは富士通側は野副氏の主張に耳を貸さず、野副氏の問題として対応を続けている。60-70歳の経営幹部が社長人事をめぐって争う様は社員や取引先にどのように映るのだろうか。

 

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