シール堂印刷、セキュリティーシールの提供開始

 シール・ラベルおよびその関連技術による製品の製造販売、およびそれらが使用されるシーンをサポートするコンサルティングサービスを提供する株式会社シール堂印刷(本社:東京都品川区、代表取締役社長:下山正彦、以下シール堂印刷)では、ブランドオーナーの権利と商品価値を偽造品や模造品から保護することを目的とした「セキュリティーシール」の提供を開始いたします。

■セキュリティーシールの概要
商品本体やその価値を示す保証書などにこれまでも様々な偽造防止技術が施されてきたが、その商品の価値が高いほどに偽造品や模造品があとを絶たないのが現状です。こうした偽造品や模造品による被害は機会損失などを含めると莫大なものであり、またセキュリティー対策をしてもすぐに凌駕されるなどブランドオーナーにとっては最大の悩みの種となっています。シール堂印刷では鑑定機メーカーの開発による高度な偽造対策を施した「セキュリティーシール」(セキュリティー開発:株式会社松村テクノロジー)の提供を開始いたします。真贋判定やロット管理に適用することによって、お客様のブランドを機会損失などの被害から保護することはもちろん、商品やサービスの差別化にも応用されることが期待されます。さらに、お客様との個別導入打ち合わせを通じて、独自のデザインに複数のセキュリティー技術を適用したオリジナル設計のシールを制作できます。また、ご希望により簡易鑑定機を導入いただくことで、お客様のお手元で手軽に真贋判定を運用いただくことができます。

<<詳細>>
■セキュリティーシールの特徴
(1)シールには、見た目には判りませんが、偽札鑑別作業に使用されるセキュリティー技術が適用されています。
(2)シールのデザイン時に複数の偽造対策を適用することに加え、シール印刷加工時にも複数の対策を適用するなど、非常に偽造されにくい工程を経て生産されています。
(3)お客様のリクエストにより、シールを生産する度にデザインを変更することも可能です。
(4)真贋判定をお客様の手元で実施できるよう、ご希望によって簡易鑑定機を提供することも可能です。
(5)真贋判定によって贋物とされたシールを鑑定し、偽造が認められた場合には次ロット生産時より、さらに高度な偽造対策を付与することも可能です。
(6)シールのデザインおよび製造費用については、適用する偽造対策やシールの仕様および調達ロットによって変わります。個別にご相談ください。

■お客様のサクセスストーリーイメージ

・サクセスストーリー(1)
現状の問題点:
米国に本社を置くA社の日本総代理店として家庭用電動機器を輸入販売しているB社では、ユーザーへのサポート拡充のためコールセンターを設置して、使用指導や消耗品の交換などのサービスをおこなっている。顧客の登録は基本的にアンケートはがきの返信を利用しているのだが、最近登録されていないユーザーからの問い合わせが多くなってきている。調査したところ個人による並行輸入や代理店契約のないモグリの取扱業者による輸入販売が横行していることが発覚した。さらに、正規品管理のためにホログラムのシールを貼り付けていたのだが、これが並行輸入品にも同じようなシールが貼られていることも判った。特に正規品は購入後1年間の日本における無償修理交換に応じているB社では、こうした並行輸入された品や偽装品に対してもブランド保護の観点からユーザサポートをおこなわざるをえず、苦慮している。
解決策:
これ以上修理費用などのコストがかさむことの回避や総代理店としての自社のブランドを保護するために、これまでのホログラムシールに代えて偽装を防止した「セキュリティーシール」を製品に貼ることに切り替えをおこなった。このシールを保証書にも貼り、保証書にシールのないものについては顧客より購入先の情報を確認する運用とした。
その後:
確認された並行輸入業者に対して本社A社との連名による警告文を発することで、代理店契約のない取扱業者を排除することができた。また、これまで把握していなかった並行輸入品を使用していたユーザーに対しても、サポート拡充サービスとして消耗品の販売などを継続的におこなうことができるようになった。

・サクセスストーリー(2)
現状の問題点:
タレントのイベント企画をおこなっているC社は、物販時に限定配布されるチケットを利用しての握手会など集客イベントを運営している。現在非常に人気のあるアイドルグループDの握手会イベント時に、発行した枚数よりも多くの参加者が行列をつくっていることに気付いた担当者が、イベント開始前に各人が持ち寄っている握手券を確認したところ、プリンターで自作された偽造チケットが持ち込まれていることが発覚した。しかし、それぞれどれが偽造チケットでどれがホンモノかを簡単に把握することができないくらい大勢の参加者が集まったことから、イベントスポンサーおよびタレント事務所と協議した結果、イベントは中止されることに決まった。スポンサーからは企画運営費のディスカウントを要求されている。
解決策:
偽造されたと思われるチケットを地元警察に持ち込んで相談するも、事件としてどこまで捜査できるかは見通しが立っていない。次のイベント企画用のチケットは既に手配していたが、商品への封入前であったため裏面に「セキュリティーシール」を貼り付けてから封入することで、偽造防止を図ることにした。
その後:
次のイベント時にもチケット発行数より多くの参加者が集まったため、イベント開始前に今回はチケットチェックをする旨を発表。この時点で行列する人数が減ったものの、シールの付いていないものや簡易鑑定にて偽装とみなしたチケットを持ちこんだ人には、事情を説明した上で身元の確認をお願いした。身元確認に応じた人にはそのまま握手会に参加していただいたが、その中に偽造チケットをオークションで譲渡されたという情報を把握し、警察へ情報提供した。警察の捜査によってチケットを偽造販売するグループが摘発された。

・サクセスストーリー(3)
現状の問題点:
長年の品種改良とこだわった農法によって栄養素の豊富な野菜を開発したEは、地域発のブランド野菜として通信販売などを活用して日本全国に販売を開始した。インターネットでの口コミにより、味がよいなど評判が高まり順調に売上を伸ばしていたが、3ヵ月後には注文が激減した。その口コミサイトによると、同じブランド名でより安い価格で提供している業者が先週より別のサイトにて通信販売を開始していたことが発覚した。Eは販売開始時よりパッケージに生産者本人の顔写真を載せるなど差別化を図っていたが、このブランド野菜の農法とはまったく無関係な人物の顔写真が入った模造ラベルを付けたニセモノが出回っていることが顧客のクレームからわかった。
解決策:
流通の発達により手軽に野菜など生鮮品が通信販売で提供できるようになったものの、消費者は手にとって確認することはもちろんできないし、商品に貼られたラベルを信じて購入している。野菜のように生産量が安定せず、また販売価格も手ごろな商品にオリジナルのホログラムなどの高価な偽造対策を施したラベルを使用することはできないため、シール堂印刷に相談したところ、最低限の偽造対策のみを適用した「セキュリティーシール」デザインによって、独自のロゴのみの簡単なラベルになってしまったが、小ロットであっても現行の顔写真入りカラー印刷のラベルとほぼ同じコストで切り替えることができた。
その後:
あらためて「セキュリティーシールのあるものがEの農法で生産された証」と謳って通信販売サイトのデザインを一新したところ、元々味がよいと評価していただいていたお客様が戻ってきてくれた。さらに口コミにて「セキュリティーシール」に印刷された独自のロゴマークがブランド野菜のしるしとして認知されるようになり、同じ農法で生産したほかの種類の野菜にもロゴを施したシールを付けて販売することで順調に売上を伸ばしている。

・サクセスストーリー(4)
現状の問題点:
日本でデザイン・設計のみを行い、製造を海外の工場に委託しているファブレスなインテリア雑貨メーカーFは、自社ブランドで今月より販売する予定の装飾置物が既にインターネット上で販売されていることを知った。倉庫を確認したところ、販売前の入荷数に増減がないことから、委託先の工場を調査するべく急遽担当者を出張させた。出張先から連絡が入り、担当による工場視察の結果、同じ金型が予定時間以外にも使用された形跡があることがわかった。一部の従業員を追求した結果、同じ製品を夜間にも製造し現地のブローカーに横流ししていたことが発覚、流出量は本製品の3倍以上であることもわかった。発売予定日を目前としたF社は、販売計画を急遽変更。予定価格を大幅に値下げして提供せざるを得なくなった。
解決策:
委託工場へ損害賠償などを求めることはもちろんだが、それ以上に流出による売上への影響や傷ついたブランドイメージを回復するためのコストは莫大に膨れ上がった。次回投入する新製品より正規品として「セキュリティーシール」を入荷ロット毎に貼り付けることで、作業コストは発生したものの、模造品(厳密にはホンモノの横流し)による被害を抑止する運用を始めている。
その後:製品に貼るロゴシールそのものに「セキュリティーシール」の偽造対策を施して、シールによるロット管理をF社の全製品に拡大して運用することになった。高価な限定製品にはそのシールに連番を施すことでさらにプレミアム感が高まり、F社創業以来のヒット商品が生まれた。そのロゴを見ればF社という認知度もインターネットを中心に高まり、来年は国外の市場への展開を計画している。

注:サクセスストーリーは実際の案件を参考にしたイメージであり、事実でない部分があります。

 

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