ネットサービスのエニグモ(東京・渋谷区、須田将啓・田中禎人共同社長)は、雑誌を電子化しネット上で閲覧できるようにした新サービス、「コルシカ」に対し、10月上旬のサービス開始直後に日本雑誌協会から著作権侵害行為としてサービスの即時中止を求められた問題で13日、同協会と協議し、協会に加盟する出版社の出版物の販売・閲覧を中止することで合意した。
エニグモと日本雑誌協会の合意内容は下記の通り。
・雑誌の販売要請がある出版社もあるため、コルシカはサービスとしては継続すること。
・法律的な解釈の相違はあるものの、当要請と見解を真摯に受け止め、日本雑誌協会会員出版社の出版物の販売を一旦、中止すること。
・今後、会員出版社と個別協議し、販売許諾を得られた出版物に関して販売すること。
・日本雑誌協会の要請に基づき、共にデジタル分野での新しい雑誌の可能性を追求し、雑誌デジタルコンテンツ化推進への協力を模索すること。
エニグモはこの問題で当初、私的利用の範囲で閲覧する形なので、著作権上の問題はない、としていたが、雑誌協会側は、あらかじめ複製しているので、指摘利用とはいえない、と訴えていた。合意内容をみると販売不振が続く雑誌業界側の苦渋の選択がうかがえる。電子化も雑誌業界再生の可能性を秘めているだけに、エニグモに譲歩した形といえる。
























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