佐藤食品工業、元取締役6人を名古屋地裁に告訴へ・特別損失の責任問う

 佐藤食品工業(ジャスダック、2814)は20日、監査役会を開き吉松明文元代表取締役ら6人の元取締役に対し、損害賠償訴訟を提起すると発表した。2009年3月期決算で特別損失約55億円を計上したのは元取締役らの責任として、名古屋地裁に告訴することを決めた。特別損失は2月に経営破たんした商工ローンのSFCG関連で、コマーシャルペーパー、無担保社債あわせて55億円が取立不能の恐れがあるとして計上したもの。

 この問題に対し、同社は社外の有識者からなる内部調査委員会を2009年4月30日付で設置し、事実関係や問題点を調査してきた。内部調査委員会は「2007年9月12日の取締役会で余剰資金の運用が決議されているが、この決議は合理的な経営判断に基づくものとは認めがたい。その後のCP・社債の購入についても妥当性は認めがたい」との見解をまとめた。株主からも特別損失の責任を問う意見が出されていたという。

 佐藤食品は9月に日本振興銀行が株式を取得するまでSFCGが実質的な筆頭株主だった。吉松明文取締役ら2人は20日に辞任、取締役は鈴木宗行代表取締役1人となっている。

 

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